タイトル | 妊娠&授乳トラブルや疑問に豊胸専門医が答えます♥ |
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妊娠&授乳トラブル
質疑応答アメリカで発表された論文によると,
授乳期間によっては胸の痛みには影響がなく,
喫煙の有無,妊娠の回数,BMI増加と関連があると発表
特に体重増加が乳房下垂に大きく影響する事が明らかに
実際に,授乳期間が長くなるほど,
胸が早く垂れる方が多い印象を受けます
1.どのくらいの間、授乳した方が良いでしょうか?
小児科学会では、母乳授乳を1年間。
最初の6ヵ月は母乳や粉ミルクを推奨し
6ヵ月後~は離乳食や少量の固形物が望ましいと言われています。
生後1年後には牛乳を飲ませても良いですが、
母乳がまだ出る場合は、母乳を推奨しています。
2.母乳を適量飲んでいるか分かりません。方法はありますか?
検診でお子さんの体重変化が正常範囲内に入っていれば,
母乳を適量飲んでいる証拠となります。
3.片方だけ母乳授乳をすれば片方だけ垂れるんですか?
まだこれについての比較論文はありませんが,
大体患者の方々の出産後の経験談から考えられる事は,
胸の模様を見ると,母乳の授乳を多くした方が,
重量感があり、垂れる傾向にあると考えられます。
4.乳頭に痛みがひどく、授乳困難です。 どうすればいいですか?
乳頭に痛みが生じる原因は大きく分けて3つ
①乳房炎
②皮膚の損傷
③赤ちゃんに噛まれ損傷
乳頭痛症を治療するためには,
正確な原因を把握し,解決するのがいいです。
①乳房炎が原因の場合は,授乳頻度と時間を制限せず, 子どもが望むだけ授乳し,
十分に完全に母乳を無くすことが重要です。
②間違った授乳姿勢により、乳頭に痛みが生じた場合は,
乳を含ませる方法を、矯正する事で痛みが軽減されます。
③赤ちゃんの乳歯が生え始めたら,歯茎の不便さを減少させる為,
授乳前に赤ちゃんに冷たい水に濡らしたタオルなど冷たい物を噛ませ,
歯茎の不便を感じないようにするのが良い方法とされています。
それでも乳頭を噛まれた時は,授乳中に赤ちゃんを
抱きしめて口を開けるようにし、
噛むのをやめさせるという方法も有効です。
正しい授乳習慣で正しく乳房を噛ませる方法があります。 また,乳頭痛症の場合,授乳後,乳房に母乳をつけるか,
乳頭を空気の中で乾かすことなどが
痛みを解決するのに役に立つと言われています
5.母乳がずっと出るのでブロモクリプチンを服用しましたが,
服用後に胸が小さくなるというのは本当?
ブロモクリプチンはドーパミン作用剤です。
プロラクチン数値が高く,これを補正するために服用します。
妊娠中にプロラクティンの血中数値が高くなる事で胸が大きくなるが,
出産後もずっと母乳が出て生活が大変だったり
正常数値より高い場合,ブロモクリプチンを服用することになります。
患者さんの中にはブロモクリプチンを服用して
胸が小さくなったという方が多いです。
おそらく発達していた胸のサイズが正常になり,
このような点を感じる方々が多いからだと思います。
6.加齢ともに胸が垂れてしまうのは何でですか?
胸の形を維持してくれるクーパー靭帯が,
年をとるにつれて弾力が落ち,
強度が弱くなって胸が垂れてしまうというもの。
そしてコラーゲンの生産も加齢とともに衰え,
肌自体の弾力が落ちる事も原因の一つと言えるでしょう。
以上、妊娠&出産を経て授乳により発生するトラブルについて
お答えしましたが、いかがでしたでしょうか
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